野球の深さ

1野球とは

簡単に言えば2つのチームが4つのベースでできたダイヤモンド形のフィールドで競い合うもので各チーム9人となかなか大人数が必要となるスポーツです。

試合形式は攻撃側と守り側に分かれて行うため他のスポーツ(バスケットボールやサッカー、ハンドボール)と比べ接触することがほとんどないため接触系のスポーツが苦手な人でも楽しめるスポーツだと思います。攻撃と守りの一巡をイニングと言い基本的に試合は9イニングからなり(小学生、中学生は7イニングとなっている)得点の多いチームの勝利となります。守り側が攻撃側の選手を3人アウトにすることにより攻撃側と守り側が入れ替わりイニングが進行していく方式になっています。

野球をするにあたり必要となる代表的な道具にはまず、ボール(軟式ボール、硬式ボールなど)

硬式ボールとはゴムやコルクの芯を糸で巻き、牛革や馬革を縫い合わせて作った球。プロ野球高校野球、中学生のシニア・ボーイズリーグ、小学生のリトルリーグでもこのボールを使って試合を行います

次に、バット(木製バット、金属バットなど)

木製バットとは一本の木材を削って作製する。日本のプロ野球を含めて各連盟の公認での制限が無く、どのような試合でも使えるバットです。

グラブ(グローブ)ミットとは投球、打球、送球を受けるための革で作られた用具です。形状によってミットは捕手用のキャッチャーミット・一塁手用のファーストミットの2種類があり、グラブには 投手用・内野手用・外野手用・ある程度まんべんなく使えるオールラウンド向けの数種類に分けることができます。

2.攻撃

攻撃とは、相手チームのピッチャー(投手)が投げたボールを打って反時計回りに一塁ベース、二塁ベース、三塁ベースそして最後に本塁まで戻ることによって得点が入ります。1人の走者が本塁まで帰還することにより1人につき1点が加算されていきます。

そこで、意外にも重要になってくるのが打順(打つ順番)です。野球には1番打者から9番打者まで打つ順番が決まっていて打つ順番には適当に決めている訳ではなくちゃんとした意味と戦術が込められている訳です。1番バッターは最初に打席に立つバッターで、チームの中で1番多く打席が回ってきます。

最大の目的は『塁に出来る事』で

ヒットでもフォアボールでも良いので、とにかく塁に出ることが重要な打順です。

出塁するためにヒットも打てて、フォアボールも選べるように選球眼も良くなくてはいけません。

また、出塁したら盗塁が出来るように足の速い選手が1番バッターに適しています。2番バッターは1番バッターが出塁したらチャンスを広げる役割があります。

バントでランナーを進めたり、ヒットエンドランでランナーを進めたりと長打力よりも器用なバッターが2番バッターに向いています。3番バッターは1番バッターと2番バッターで作ったチャンスをものにするのが3番バッターの役目です。

チームの中で一番ヒットが打てる人が3番を打つのに適しています。このように意外にも打順には深い意味が込められています。

 


3.守り

野球の守備に関して守備側は相手チームの走者が本塁に到達しないように走者をアウトにすることが大切です。相手チームの選手を3人アウトにすることで次は攻撃に移ることが出来ます。

打順で話したように守備位置(守る場所)にもちゃんとした意味と戦術があるのです。

ピッチャーとはマウンドと呼ばれる山になっている位置に、プレートと呼ばれる白い板が設置してあり、そのプレートの位置からキャッチャーに向かってボールを投げるポジションです。バッターから三振を奪ってアウトにしたり、ゴロやフライを打たせて守備をしている人に処理をしてもらいアウトにするために、ストレートとさまざまな変化球を駆使して投げられる選手が理想的です。キャッチャーとはピッチャーの投げたボールをとりグラウンド全体を見ることができるため、状況を判断して守備についている人にさまざまな指示を出す重要な役割をもっているので状況判断がすぐに出来る選手がおススメです

次に内野手ファースト(一塁手)セカンド(二塁手)サード(三塁手)ショート(遊撃手)内野手は動き回ることが多いため運動量が最も多いポジションとも言えます。

最後に外野手とは内野手のさらに後ろに位置する場所で守ります。外野手の見せ場と言えばタッチアップなど外野に飛んできた打球を本塁まで投げてそれをアウトにした時などはとても気持ちいいものですなので外野手は肩の強さがとても重要になってきます。

肩の強い選手がおススメです

 


4.走り

どのスポーツにおいても走ることは重要なことだと思います。しかし、野球においてはさらに重要性が増してくると思います。あまりバッティングが出来なくてもフォアボール、デッドボールなど塁に出た時足があればリードを大きく取ったりちょこちょこ動いて相手チームのバッテリーを揺さぶることが出来て相手ピッチャーのリズムを狂わせたりすることが出来るのです。攻撃に関しての走塁は相手ピッチャーの牽制球かそうじゃないかの判断が必要になってきます。また、足の速さも重要になってきます。相手ピッチャーの目を盗んで盗塁しようとしても足が遅ければアウトになってしまうことがあります。逆に足が速くても相手ピッチャーの目を盗むことが出来なかったりスタートのタイミングが遅すぎたりしたら同じくキャッチャーからの送球でアウトになってしまいます。なので相手ピッチャーの目を盗む技術プラス足が速ければ結構走塁に活かすことが出来るのです。守備に関しては1番足を使うポジションは外野手だと思います。なぜなら3人で広いグラウンドの半分以上も守らないといけないので素早く動く必要があるのですギリギリの打球を捕球しないと外野手は務まらないと思います。1番難しいものは背走といい自分の後ろに大きく上がった打球を取ることを言います。1度ボールから目を切って追うことが重要なので素早く打球の落下地点まで走る速さが必要です。

 


5.攻撃の重要性

攻撃の重要性と言えばまず点を入れることです点を入れなければ勝つことは絶対にありえません。なので攻撃側のチームはいろいろな戦術を使い相手チームの守備を崩そうとします。代表的な戦術の1つとしてはランナーが出たらまず、ランナーは相手ピッチャーのリズムを狂わすために大きくリードを取ったり2塁へ走ったふりなどしてピッチャーを揺さぶります。大きくリードを取ることによって相手ピッチャーは「もしかしたらこのランナー盗塁をしようとしてるんじゃないか?」など相手ピッチャーの心を激しく動かします。それに警戒したピッチャーは走らせないようになんどもなんども牽制球を投げランナーがリードを大きく取れないように威嚇するのです。しかし、それはランナーの思うツボなのです。何故ならそうすることによりピッチャーの意識をバッターじゃなく自分に向けることができるのです。バッターに集中出来なくなったピッチャーは球が甘く入りバッターに打たれる可能性が高まるのです。ピッチャーが打たれすぎたりすると守備についている選手達も集中力が切れたりいらいらすることが多くなり不の連鎖が広がり終いにはそれでずるずる行き相手ピッチャーを引きずり下ろすことが出来るのです。打撃は1人力ではどうにもなりません。例えホームランを打ったとしてもたかだか1点しかはいることはありません。打撃で重要なものはみんなが繋ごうとする意識ですなので点から線にする必要があるのです点とはひとりひとりの安打のことでみんなが繋げばそれは線と変わるのですいわゆる打線のことです。みんなが繋げば毎回チャンスなのです。1人がホームランを打つよりも点が入りやすいことなのです。

 


6.守りの重要性

守りの重要性と言えば相手に点を入れられなければ負けることは絶対にないということです。もちろん、攻撃の時に自分たちも点を入れることが出来なければ勝つことはないのですが守りがしっかりしていれば必ず攻撃の時にチャンスが来るものです。

野球で1番重要なポジションは言うまでもないけどピッチャーです。高校野球で言えば8割はピッチャーで決まると言っても過言ではありません。なのでピッチャーが優秀なチームは雰囲気も良く楽しくプレーしてるとこが多いです。だからといってピッチャーだけに押しつけるのは行けません。少しでもピッチャーを楽にさせるように守備についている選手はしっかり声掛けなどしてピッチャーをすこしでも楽にすることが大切なことの1つです。いくらピッチャーが打ち取ったとしても守備陣のエラーなどが重なるとピッチャーのモチベーションもかなりさがり打たれやすくなります。なので守備陣も油断は決してしてはいけません。いつ自分のとこにボールが飛んできてもしっかり捕球してやろうと言う気持ちが大事です!相手バッターの打つ瞬間などボールがバットに当たるタイミング、バットが下から出てるからフライ系になるんじゃないかなどしっかり想定して1球1球守る位置など変えていくことをオススメします!

 


7.チームの雰囲気

スポーツをするにあたって強いか弱いかじゃなくチームの雰囲気でも大きく左右されます。何故かと言うと仲間からの応援や声掛けなど試合中はどうしても緊張するもので、その良い雰囲気がバッターでは力に変わりチャンスを作るきっかけになるのです。守備では仲間からの少しのアドバイスなどどこにボールが飛んでくるか指示を出してもらうなど1人の考えよりみんなの考えの方が意外と的確な場合があるから良い雰囲気だとチームも勝ちの方向に向かって進みます。逆にチームの雰囲気が悪いと楽しくないしやっていて何の意味があるのかなどせっかく好きで野球をやっているのに全然楽しくありません。野球は誰かにやらされているわけじゃなく自分の意思でやっているので普通は悪い雰囲気になることはないと思いますけどやっぱり人間はそう簡単な生き物ではありませんから気持ちの浮き沈みはあると思います。そんな時に誰か1人でもチームの雰囲気を良くしていこうと思う者がいればそのチームは良いところまで行けるチームだと思います。その1人を中心に他のチームメイトも良い雰囲気を作ろうと声掛けなどしていけばもっと良いですね。チームは1人だけのものじゃないのでみんなで1人1人がチームの一員として自覚をもち絶対に悪い雰囲気にしないように心がけることが大事です。

 


8.楽しむ

1番大事なのはやっぱり1人1人が楽しく野球をプレーすることです。楽しくプレーするにはまず、スポーツマンシップが大事ですしっかりルールを守り行きすぎた応援、例えば相手のミスを思いやりのない言葉で言ったり暴言を吐いたりするんじゃなくてナイスバッティングなど味方の良いところを声掛けで伝えるなど少し工夫して相手が傷つかず味方のモチベーションが上がる言い方をするのがとてもベストだと思います。試合で楽しむには日頃の練習はしっかりやりふざけるとこと真剣になる場面はしっかり切り替えて行うことです。練習でないて試合で笑うを意識して練習からも全力でやることです。練習のための練習をしているわけじゃないので試合のための練習をしましょう。練習できつい思いをたくさんしているので自分たちは絶対に負けないと強く心に言い聞かせられるようになります。これが練習を常日頃しっかりやっていないとあんまり自信がない勝てるのかなと心配になります。せっかくなっているのだからそこんとこはしっかり勝ちにこだわる野球を心掛けて欲しいとこですね。正直、負けてばかりでは野球の楽しさをちゃんと理解できてなく楽しくないなと思うことが多いはずです。だけど勝ちを覚えたらやってて良かった次も勝てるように練習からしっかり頑張ってみようかなと思えるようになります。野球を楽しむには練習からしっかり意識してやることが楽しむ第一歩になると思います。

 


9.応援団

中学野球、高校野球などは応援団がつくものです。応援されると言うことはその人の人間性が良いだったり普段の行いからしっかり真面目に取り組んでいる証拠なのです。なのでそういった面では応援される人はとても良い人間であるということが分かります。なので応援される人はとても幸せだと自分でも自覚してこれからの生活も野球だけじゃなくて普段の生活も頑張ってもっともっといろんな人に応援されるように頑張りましょう。応援する方も応援するからには絶対に勝って欲しいそういった思いがあるので全力で声を出して歌うし声を枯らしてまでも選手を励ましたり楽しませたりします。それに選手も答えようと良いプレーが出たりどんどん応援団を中心に雰囲気もよくなります。応援団の支えがあってこそチームの勢いに火をつけることができるのです。緊張で固くなることもあるので選手にとって応援団という存在は意外にはかけがえのない存在となるのです。つまり、全員野球ですね。試合に出ている人だけが戦うのではなくベンチにいる選手監督、顧問そして応援団全員が同じ方向を向いていないといざ強敵と出会った時に力で負けても気持ちで絶対に勝つ!そう心掛けていくことが大切です。

 


10.まとめ

これまでのまとめをします!最初に言ったように野球だけに言えることじゃないのですが野球はとても奥深いスポーツなのです。少しの気の緩みでバッティングも守備も不調に陥ったりするのです。だからこそやっていて楽しいと感じることが多いのです。1人でホームランを打って入った1点とヒット、デッドボールフォアボールなんでもいいので1人が塁に出て次の打者の自分をアウトになってもランナーを次に進めようとする勇気、その次の打者のヒットでランナーを返して得た1点とでは全く違うのです。みんなで頑張って取った1点を守ろうとする守備はいつも以上に集中もできてなおかつ抑えた後は何とも言えない感覚になるでしょう!それを味わったものだけが分かる野球をやっていて良かったと思う気持ち!ピンチの後はチャンス又はチャンスの後はピンチという言葉をよく聞きますけどその通りだと思います。点が入った後の相手の攻撃は絶対に取り返すという気持ちが最も高まっているのでチャンスのあとは今まで以上に気を引き締めなければすぐに相手に呑み込まれるのです。逆に言えばそれでも相手に突き入る隙を与えなかった時は完全に流れを自分たちの方へ持ってきている証拠なのです!長くなりましたがやっぱり1番は楽しむことです。